2013年06月26日
四捨五入すれば初老の域に入る年代になり、周りの友人から聞こえてくるのが「腕を上げると肩が痛いんだけど、これって。。。」

生きとし生けるもの、避けては通れないのが老化現象。
五十肩です!
これは肩周りの筋肉、腱、軟部組織が変性し、炎症をおこすことで肩の筋肉を硬くし動きを著しく制限してしまう状態で、症状は段階により変化します。最初は冷えたり、夜になると肩関節を動かしていなくても痛んだりしますが、後期になると徐々に痛みは落ち着き動きの制限だけが残る場合も。。。自然治癒は1年から2年程度かかることがあります。
しかし、「五十肩」の原因がはっきりと解明されているわけではなく、肩の筋肉の過緊張、ホルモン分泌の変化、肩関節亜脱臼、首の神経圧迫、内臓の機能低下などなど原因がはっきりしないので、治療法も統一されていないのが現実ではないでしょうか。治療にあたる先生の「五十肩」にたいする考え方でだいぶ治療方針は変わるはず、担当の先生の腕の見せ所といえるでしょうね。
当院の「五十肩」の治療方針としては、内臓の機能低下を鑑みつつ、首や肩の主動作筋に形成されているであろうトリガーポイント(筋肉が疲労をおこし痙攣しているポイント)を探し、徹底的にトリガーポイント化したところの筋肉をゆるめることを第一の選択とします。そして状態や時期にもよりますが、可動域を拡げる施術と肝、胆、脾、胃などの肩と関係のある経絡を使い内臓の機能の回復も図るようにしていきます。
さきに述べたように自然治癒で2年もかかる場合もあるので、早期に治療をはじめていたほうが治癒する時期もはやまります。思い当たる方はお気軽にご相談ください。
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ここから個人的な話し。物心がついてはじめて鍼灸というものを知ったのは巨人・江川卓の肩の治療でした。当時のコロコロコミックに掲載していた「かっとばせキヨハラくん」に中国鍼を刺して登場するシーンがあって、なぜか印象深く憶えております。
この漫画おもしろかったなぁ。
ライオンズの辻、石毛、なぜか金森が好きだったなぁ。
2013年06月19日
- 本日の午前中に青葉保健所の立ち合い調査がありました。
- 設備等々問題なしとのことで30分程度で終了し、インフルエンザや感染性胃腸炎など感染症の予防として感染対策マニュアルをいただきました。これに基づいて院内の衛生管理を徹底していきます!!
季節も6月になり気温・湿度ともに高い日が続くようになってまいりました。6月から9月にかけて細菌性の食中毒が急増する季節です。この季節に年間の約6割が発生するとのこと。高温多湿による細菌の増殖もありますが、気候の変化に身体がついていけず抵抗力が落ちることも感染の原因かとおもいます。
抵抗力、免疫力がしっかりしていればある程度の毒素くらいはなんら問題がなかった事を身を持って経験したことがあります!(あくまで個人の体験ですが)
あれは何年か前、今よりもう少し熱い7月中頃でした。その日は土曜日ということで昼食なしの夕方前帰宅という就労形態、空腹状態はMax! な~んで~もペロッリ~♪ な感じで、午前中に妻が作ったのであろう納豆チャーハンの食べかけが無造作に台所にあったので、これはいいと美味しくいただきました。人生初の納豆チャーハンで、2~3日前に納豆チャーハンはうまいのだろうか?と、妻と話題にしたばかりだったので疑う余地なく納豆チャーハンとしていただきました。。
それから2~3ヶ月後、自分でも納豆チャーハンを作ってみようと妻に納豆は最初に炒めるのか、途中に入れるのかをたずねました。
「んっ!?作ったことないから分らない。」とのこと。。
あの時のネバネバ、独特なニオイは何?。。。。。はっ!
食通にもなると食べ物は腐りかけが美味とのこと、確かに「大変美味しゅうございました。」でした。
これは運よく食中毒にならずに済んだだけかもしれませんが、もし免疫力が低下している状態で食べていたらお腹ピーピーになったことでしょうね。
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鍼灸治療も免疫力を活性化することが確認されています。
特定のツボへ刺鍼することでリンパ球のうち、T細胞・B細胞・NK(ナチュラルキラー)細胞が増加し免疫系の活性化作用を促すのです。
決まって季節の変わり目になると体調を崩すことが多い方がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください。
2013年06月15日
鍼灸はまだまだ多くの方にとっては馴染みが少なく、鍼灸治療の対象には「自分はまだあてはまらない」、「肩こり程度では来るところではない」などのイメージをお持ちの方が多くいらっしゃるようです。
確かに鍼灸治療の適応症の幅が広く、重篤な疾患の「最後の頼みの綱」のようなイメージが強くありますよね。
でも、ちょっとした体調不良や疲労感でも鍼灸治療の対象になるのです!
我々のからだには『気・血・水』の流れるルートとして経絡が存在すると考えられています。このルートを川と例えると分りやすいかと思います。川は絶えず水と栄養をその流域に運んできてくれて豊な土壌を形成します。しかし、その川が氾濫したり枯渇して流れが滞ってしまうなど、流れに異常が生じることにによって川の流域に被害が出る恐れがあります。このことは、人間の身体でも同じことで『気・血・水』がうまく流れていないと痛みや病気として身体に表れてくるのです。流れを回復・改善することによって生物の本来持っている治癒力を100%引き出すことができ、ちょっとした体調不良や疲労感も治すことができるのです!