大町一覧
2013年07月31日
本日も雨。。
梅雨なのでしかたないけど、カラっとした晴れ間もほしいとこです。
自転車通勤なので、ほとんど毎日雨ガッパ着用で乾く暇がなく、なんとも言えないニオイが。。。(gore-tex、普通洗剤じゃ洗えませんので) なので人込みを避けるように裏道、抜け道を繋いでの行き帰り。 道ということで、友部正人 一本道(すばらしい)。
雨降りだと、どうも体調がすぐれないない、疲労が抜けないなどの症状がでてくる方が多くいらっしゃいます。以前頭痛についてでもかきましたが、低気圧による気圧の変化を身体がキャッチして体調に変化をもたらすのです。人間の身体はこのような微細な変化に対して、通常ですと自律神経の働きにより、自分の意思には関係なく順応できるようプログラムされています。(この調整機能をホメオスタシスと言います)
しかし、体質的に敏感であったり、自律神経に乱れがあったりするとこの機能はうまいこと働いてくれないので、東洋医学での「気・血・水」の運行にも滞りが起きます。これは、老廃物の排泄不順になり、身体に疲労物質、老廃物が溜まり疲労感や重だるさとなります。また、「気」が滞ることは各器官へのエネルギー供給ができないので内臓の働きも悪くなり、回復機能も低下すると考えられます。
梅雨時期の疲労回復治療として、自律神経の調整と弱っている内臓の働きをサポートしてあげることが大事であると当院では考えます。また、姿勢の矯正や筋肉に負担のない程度のマッサージは身体の隅々まで新鮮な血液が行渡り回復機能を高めることができます。
病気ではないけど、なんだかすっきりしない。これは「未病」と言って身体のバランスが崩れ始めていることを指します。「未だ病まず」な状態ではありますが東洋医学では治療の対象になり、「未病を治す」即ち、身体の状態を中庸(ちゅうよう:過不足なくバランスのとれた状態)へ導くことが東洋医学の根幹的思想になります。
2013年07月05日
去年の9月。
宮城・二口山塊 大東岳にイワナ釣りを絡めての登山へ。
表コースをのんびり登り、山頂でカップラーメンとおむすびを食べ、知らない登山客の方たちとおしゃべり。
そして野営予定地の樋の沢避難小屋までゆっくり下り、そこで夕飯、寝床の準備を済ませ、日没まで釣りキチ三平で、主っつう主をバチが当たってもかまわず釣りまくる予定でした。
でも、やはり予定は未定。
時間が押しに押してのケツカッチン 。「釣り時間がない!急がねば!」ってことに。
釣りをするのは私だけだったので同行していた友人二人に「先、いくね。下ってると避難小屋見えるから。」(友人二人は初大東岳、ごめんなさい。)とだけ言い残し、韋駄天、メロス、ケムール人(円谷プロ)の如く転石のように駆け降りていたら、やはり日頃の運動不足。膝が笑い出し、身体をうまいこと支えられない。その状態で長い下りを続けるとやはりでてくるのが『膝痛』。。でも釣りしたい。。太ももをなだめつつ下る羽目になりました。。。
その日、竿は出せたのですが、アイドルのW-indsの方が沢登りをするというものをNHKが撮影していて、かなりの人数の方が沢を遡行していたので釣りにならず。残念。。
膝痛くしただけでした。。。
今回のような「膝痛」は 、太ももの前側の大腿四頭筋の疲労が原因でした。
「膝痛」は膝関節の障害のように思われる方もおおいかと思いますが、このように筋疲労による筋の異常収縮によって膝に痛みを出す場合が多々あります。トリガーポイント(筋が痙攣し、発痛物質を発生させている状態)が形成される前のケアが必要です。トリガーポイントの段階によっては治療が困難になるからです。
登山、トレッキングで膝が痛くなる方のなかにはすでに大腿部にトリガーポイントができているのかもしれません。
レントゲンやMRIは異常なし、でも膝が痛い。
このようなかたは、尚更 トリガーポイントを疑ってもいいでしょう。
正しいランニングフォームは怪我の予防になるとランニングについてでも書きましたが、もちろん登山でも負担の少ない歩き方があり、それを正しくできるようにするには骨盤の位置がとても重要になってきます。舗装路と登山道ではコンディションはだいぶ違いますが、足を運ぶ基本は同じです。
登山後のケア。登山前の骨盤調整。大事です。
2013年07月03日
皆さま、お通じは規則正しいですか?
本来便通は毎日あるのが健康な状態です。
しかし、便が硬い、排便が困難、便量が少ない、そして3日以上排便がない等の状態を「便秘」と呼びます。(個人差はありますが)
その中でもいくつか便秘の種類に分けられますが、「弛緩性便秘」と呼ばれるものが多くみられます。
今回はこの「弛緩性便秘」について。
「弛緩性」、文字通り腸管に力が入っていない状態で便を排泄する腸の運動が弱く、大腸内に長い時間とどまるので便の水分が吸収され硬くなり排便が困難になりやすいタイプです。
原因として腹筋力の低下、食生活、水分不足、運動不足とされます。
人間の生理現象としてごく自然に便通があるのが一番ですが、薬に頼らざる負えない方もいらっしゃいます。便秘薬には腹痛や嘔吐などの副作用、便秘薬に頼ることで腸が本来の働きが出来なくなることもあります。
薬に頼らなくても過ごせるようにするには生活習慣の改善と鍼灸がとても効果的です。
お腹には内臓神経や腸に働きかけるツボで天枢(てんすう)、中脘(ちゅうかん)等があります。また、お腹からはなれますが、スネの近くにある足三里(あしさんり)は胃と腸を結ぶ十二指腸を刺激することができ、これらのツボで腸を活性化することで排便が促されると考えられます。
そして、大腸の流れに沿った時計回りでの腹部マッサージは非常に効果的です。ただし、無暗に強く圧迫をかけることはよくありませんので、ご自身でやる場合は苦しさや痛みを感じない程度にやさしくマッサージしましょう!くわしくはお問合せ下さい!!
ここからは個人的な話し。便秘もすっきりさせたいですけど、この梅雨時期の陰鬱な感じもすっきりさせたいですよね!
ですのでこの曲。youtu.be/lxbPZP1lHDQ
”電撃バップ!”
コーラは赤い方が好きです。
2013年06月28日
先日、参考資料を買いに本屋へ行ったついでに、今シーズンご無沙汰な渓流つりの雑誌でも見ようとスポーツ関係のコーナーへ。
目的の雑誌を見つけるよりも先に目に飛び込んできたのがランニング雑誌!
ランニング雑誌って、こんなにあるんですか!?しかも平積み。 専門的なランニングの書籍は知っていましたが、雑誌まで定期的に発行されていたんですね。確かにランニングをなさっている方を見ない日はないです、それだけランナー人口が増えているってことなんでしょうね。ランニングやマラソン大会に出場して負傷なさった方の治療やケアに携わることはあるものの、ランニング事情までは知りませんでした。
しかも雑誌の作りがTarzanっぽく御洒落な感じです。そういえば、街中をランニングなさっている方たちも御洒落な方が多いですよね。
私のランナーのイメージは、いまだにSBの瀬古選手と旭化成の宗兄弟のマラソンBIG3!
少し新しくて、「こけちゃいました。」の谷口選手
少し古いですね。でも、それだけ印象の強い選手でした。
ランニングによって負傷なさる方は、ランニングのペースが徐々に上がり、走ることが楽しくなってきた方が多いように思います。そしてレースの出場予定が決まるとなおオーバートレーニングによって負傷してしまい。。。。「走る」ことが楽しくなったときにストップがかかることほどフラストレーションが溜まることはないですよね。
しかし、転倒や捻挫などではない、オーバーユース(使い過ぎ)が原因の負傷はケアすることで予防できます。負担の蓄積がほとんどだからです。
ランニングでの負傷例として「足底筋膜炎」があります。運動量が急に増えたり、靴や地面の状況の変化で負担が蓄積し、足の裏に炎症をおこすことです。旅行などで普段履き慣れない靴などで長歩きすると足の裏が痛くなることありませんか?あれと同じことです。
足底への負担軽減としては、まず土踏まずの状態と踵が内・外どちらへ傾いているかなどを調べ、それによって治療方針を立て、着地時のクッション性を確保するためにふくらはぎ等の下腿部の筋緊張もとるようにします。
そして、重要なのが骨盤の歪みチェック!!
足を痛めずに走る基本フォームとして、着地時の爪先が進行方向へ真っ直ぐむき、蹴り足も後方へ真っ直ぐむくことが理想です。これが崩れると各部への負担が増し負傷原因になります。骨盤に歪みがあると理想的なランニングフォームをとることができません。
「タイヤ館」のCMがまさに言い得て妙。
youtu.be/RtO-q5fRQLo
「歪み直してタイヤ長持ち」→「歪み治して足長持ち」です。
2013年06月26日
四捨五入すれば初老の域に入る年代になり、周りの友人から聞こえてくるのが「腕を上げると肩が痛いんだけど、これって。。。」
生きとし生けるもの、避けては通れないのが老化現象。
五十肩です!
これは肩周りの筋肉、腱、軟部組織が変性し、炎症をおこすことで肩の筋肉を硬くし動きを著しく制限してしまう状態で、症状は段階により変化します。最初は冷えたり、夜になると肩関節を動かしていなくても痛んだりしますが、後期になると徐々に痛みは落ち着き動きの制限だけが残る場合も。。。自然治癒は1年から2年程度かかることがあります。
しかし、「五十肩」の原因がはっきりと解明されているわけではなく、肩の筋肉の過緊張、ホルモン分泌の変化、肩関節亜脱臼、首の神経圧迫、内臓の機能低下などなど原因がはっきりしないので、治療法も統一されていないのが現実ではないでしょうか。治療にあたる先生の「五十肩」にたいする考え方でだいぶ治療方針は変わるはず、担当の先生の腕の見せ所といえるでしょうね。
当院の「五十肩」の治療方針としては、内臓の機能低下を鑑みつつ、首や肩の主動作筋に形成されているであろうトリガーポイント(筋肉が疲労をおこし痙攣しているポイント)を探し、徹底的にトリガーポイント化したところの筋肉をゆるめることを第一の選択とします。そして状態や時期にもよりますが、可動域を拡げる施術と肝、胆、脾、胃などの肩と関係のある経絡を使い内臓の機能の回復も図るようにしていきます。
さきに述べたように自然治癒で2年もかかる場合もあるので、早期に治療をはじめていたほうが治癒する時期もはやまります。思い当たる方はお気軽にご相談ください。
youtu.be/2n5VV0emxEs
ここから個人的な話し。物心がついてはじめて鍼灸というものを知ったのは巨人・江川卓の肩の治療でした。当時のコロコロコミックに掲載していた「かっとばせキヨハラくん」に中国鍼を刺して登場するシーンがあって、なぜか印象深く憶えております。
この漫画おもしろかったなぁ。
ライオンズの辻、石毛、なぜか金森が好きだったなぁ。